サービス付き高齢者向け住宅いわゆるサ高住は、要介護度の低い高齢者をターゲットとしたシニア向け施設の一つとして知られており、特養などの公的な施設と比べて、個別に充実したサービスの提供を受けることが可能です。
特に、築年数の新しいサ高住には、乗り降りが簡単なエレベーターや複数の手すり、スロープなどの設備が充実しているところが多くあります。
また、訪問介護事業所が併設されているサ高住の数も増えており、食事や入浴の介助はもちろん、病院への送迎や付き添いなどのニーズに対応をしてもらうこともできます。
サ高住で利用可能な介護サービスの種類は、運営会社によって大きなバラつきがあるため、早めに資料を取り寄せたり公式サイトに目を通したりして、希望通りのサービスを選べるところを探してみましょう。
駅前や住宅街の周辺にある好立地のサ高住は、空室が出るまでに時間が掛かることがあるため、こまめに運営会社の担当者に確認の電話をしたり、空室情報を教えてもらったりすることが大事です。
サ高住の入居一時金の額は、物件ごとに違いがありますが、数十万円から百万円程度に設定されることがあるため、余裕を持って資金を工面するのはもちろんのこと、入居一時金の支払い方法や支払い時期について担当者に説明を聞いておきましょう。
その他、速やかに入居先の候補を選ぶにあたり、各地のサ高住で長く生活を送っている高齢者の感想を参考にしたり、興味のある住宅の内覧会に参加したりすることが大切です。